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技術的なメモを書く

WEB+DB PRESS vol.94で特集「はじめてのKotlin」を書きました

2016年8月24日発売のWEB+DB PRESS vol.94(¥1,598)で特集「はじめてのKotlin」を書きました。

特集「はじめてのKotlin」について

「はじめてのKotlin」の目次は技術評論社WEB+DB PRESS Vol.94のページで見られます。以下に抜粋しつつ補足の解説をします。

  • 第1章:Kotlinとは何か
    • Kotlinの概要と特徴、近年のAndroidの開発言語を取り巻く環境に言及し、なぜAndroidの開発言語として注目されているのかについて、具体的な理由を解説します。Jack and Jillを含めたJava8環境とKotlinのどちらを選択するべきかについても言及しています。
  • 第2章:Try Kotlinで基本文法を学ぼう
    • null許容型,スマートキャスト,制御構文,クラスなどKotlinを使う上で必要な基礎を解説します。最低限の知識は身につくはずです。
  • 第3章:ラムダ式と関数を使いこなそう
  • 第4章:Android開発に導入しよう
    • KotlinをAndroidプロジェクトへ導入する方法と,つまずきやすいポイントの解説とその解決方法を説明します。
  • 第5章:Kotlinを活用しよう
    • 拡張関数を使ったAndroid APIの改善や、スコープ関数の解説、kaptの使い方、Kotlin Bytecodeによるコンパイル結果の確認などについて解説します。
  • 第6章:Kotlinの将来
    • 公式採用の可能性について言及しています。またKoltin 1.1で追加される予定の機能などについて解説します。

全体的にAndroidエンジニアを対象として書いていますが、2章、3章はKotlinにだけ言及するので、Androidエンジニアでない方にも価値がある内容になっているのではないかと思います。

執筆の感想

4月か5月頃に技術評論社 編集長の稲尾さんに声をかけていただき、一度ランチしながらKotlin特集のプランニングをして、その後Goが出て書き始めたといった感じでした。ランチの時に「バリバリ書いて前倒しっすよ〜」とか言っていたんですが案の定ギリギリとなってしまいました。ちょうど仕事の方も修羅場になっていて全体的に修羅場でした。

稲尾さんは流石に何人もの技術者を相手してきているだけあって、サクーッと進める所は進め、シュッと用意するところは用意し、バシバシッと尻を叩く所は叩くというメリハリある編集の進行で、執筆者として大変安心して取り組めました。原稿はGithub上で管理していて、稲尾さんもissueをバンバン立てたりPRをバンバン出すのでめっちゃやりやすいです。

原稿書いてる時はマジで「ああなんでやるって言ってしまったんだろう?」と辛い思いになる事が沢山あるんですが、終わってみると「あれとかこれとかも書きたいな」とか思っちゃうので危険ドラッグでは〜?って気がします。技術書典夏コミ(C90)の原稿も重なって「死ぬのかな...?」って思いました。

最後に

特集のページ数が31Pなのでかなり盛々で濃い内容になってると思います。一方で言語の解説としては網羅性は足らないので、特集を読んでKotlinを気に入った方はぜひKotlinスタートブックも読んでください。

また、夏コミ(C90)で頒布したアンドロイドアカデミアに、Kotlinのnull許容型やラムダ式、関数型、インライン関数、拡張関数などがJavaバイトコード上ではどのように表現されているのかを読み解く「解剖 Kotlin ~バイトコードを読み解く~」という章を書いたので、こちらも合わせてぜひお読みください。