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技術的なメモを書く

Androidアプリケーションのビルド体験を改善するリモートビルドサービス Cyborg-Build を作りました

はじめに これはAndroid Advent Calendar 2016の20日目のエントリです。 本エントリではAndroidアプリケーションのビルド体験を改善するリモートビルドサービス Cyborg Build を紹介します。 背景 以前AndroidアプリケーションをGoogle Compute Engineのイン…

Kotlin 1.1 async/awaitの仕組みと使い方の概要 for Android

これはKotlin Advent Calendar2016の19日目のエントリです。 本エントリではKotlinの次期バージョン(1.1)で導入されるコルーチンと、その実装のひとつであるasync/awaitについて解説します。 今回書いているコードはGitHub - sys1yagi/kotlin-async-await-sa…

Vue.jsでvue-routerを使ってルーティングする時にGoogle AnalyticsでPage Viewを取る

ググってもパッとでてこなかったので。 前提条件 index.htmlなどにGoogle Analyticsを初期化するコードが埋め込まれていて、グローバルにga関数にアクセスできる vue-routerを使っている コード main.jsとする。VueRouterのafterEachにコールバックをセット…

AndroidアプリケーションをGoogle Compute Engineのインスタンスでビルドする

AndroidのBuildを別マシンで行うスクリプト書いたった - Qiitaがとても興味深かったので、Google Compute Engineのインスタンスでビルドする環境の構築を試してみました。体験としては最高だったので、環境構築の手順を簡単にまとめます。 解決したいこと 前…

「解剖 Kotlin ~バイトコードを読み解く~」をGitBookで公開しました。

テクブの夏コミ(C90)のアンドロイドアカデミアに書いた解剖 Kotlin ~バイトコードを読み解く~をGitBookにて公開しました。 GitBook こちらから読めます 解剖 Kotlin ~バイトコードを読み解く~ 概要 解剖 Kotlin ~バイトコードを読み解く~はKotlinで書いたプ…

Circle CIでAndroid SDK周りのライセンス許諾をローカル環境に合わせる

Circle CIの公式ドキュメントのTest Android Applications - CircleCIにある通りAndroid SDKをCircle CIでダウンロードするには次のようにcircle.ymlに記述する必要がある。 dependencies: pre: - echo y | android update sdk --no-ui --all --filter "pack…

WEB+DB PRESS vol.94で特集「はじめてのKotlin」を書きました

2016年8月24日発売のWEB+DB PRESS vol.94(¥1,598)で特集「はじめてのKotlin」を書きました。 Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4774182869 WEB+DB PRESS: http://gihyo.jp/magazine/wdpress WEB+DB PRESS vol.94: http://gihyo.jp/magazine/wdpress/arch…

Kotlin学習の知見のかたまり「Kotlinスタートブック」はサイコーのKotlin入門本です

Kotlinスタートブックを献本頂いたので感想を書きます。 Kotlinスタートブック-新しいAndroidプログラミング 概要 KotlinスタートブックはJavaエンジニアおよびAndroidアプリケーションエンジニア向けにKotlinの基本を解説する本です。Kotlinの文法や機能を…

KotlinのDestructuring Declarationsを非構造化宣言呼ぶことにした けど色々あって分解宣言にした〜

分割代入とか分解宣言とか呼んだりするケースを見かけるけどどうもしっくりこないので非構造化宣言と呼ぶことにした。 Destructuring = 非構造化 Declarations = 宣言 じっさいデータ構造を複数の変数へ非構造化してるしー。まぁそれなら分解でもいいじゃん…

AndroidでJava8環境 2016

RxAndroidとRetrolambdaで大体Java8をAndroidに持ち込む - visible trueから1年以上経過して界隈も色々更新されていってます。ということでイマドキのJava8環境構築をメモします。 バックポートライブラリとJava8の機能 バックポートライブラリとそのライブ…

Kotlin Tips: Reified Type Parametersで型チェックを汎用化する

問題 Kotlin Tips : Intentに必要な値が入っていない場合例外をスローしたい - visible trueではgetLongOrThrow()をIntentに追加しlazyを使う事で可読性を高めた。 Intent.getIntOrThrow(key: String)のおさらい fun Intent.getIntOrThrow(key: String): Int…

Kotlin Tips: 可読性のために拡張関数で別名をつける

問題 次のコードはRxJavaのCompletableを利用している例である。 repository.deleteEntry(entry) .subscribe( { e -> view.hideProgress() view.showError(e) }, { view.hideProgress() } ) このコードには次の問題がある。 repository.deleteEntry()がCompl…

Kotlin Tips : Intentに必要な値が入っていない場合例外をスローしたい

実際にKotlinを使っているなかで思いついたことなどをこまめにメモると良い気がしたのでなるべく書いていく Before : デフォルト値を使ってチェックする 以下のようにActivityでintなどのプリミティブな値を受け取るとする。値はrequiredでセットされなかっ…

Kotlin学習とライブラリ作成

第2回Kotlin勉強会 @ Sansan - connpassで「Kotlin学習とライブラリ作成」というタイトルで話してきました。 kmockito jitpackで配信してるので使えます。 GitHub - sys1yagi/kmockito: Mockito for Kotlin. allprojects { repositories { ... maven { url …

Fundamentals Of The Data BindingをGitBookで公開しました。

丁度自分でもData Binding Libraryの細かい所を忘れていて自分の原稿読んでわーいって感じだったのでついでにGitBookに公開していつでも読めるようにしました。2015年夏に書いたものなので一部古い内容が含まれているかもしれません。適宜修正します。(セッ…

rxbinding-recyclerview-v7とPublishSubjectを使ってRecyclerViewでスクロールが一番下まで行ったらロードする実装

すでにある気がするけど見当たらなかったのでメモ。 ソース こちらにあります。 GitHub - sys1yagi/rxrecyclerview-load-more 準備 rxbinding-recyclerview-v7をdependenciesに追加する。 dependencies { compile 'com.jakewharton.rxbinding:rxbinding-recy…

kaptで発生するエラーを回避するworkaround (JSR 269ライブラリ作者向け)

KotlinでJSR 269のライブラリを使う場合以下の様にkaptを使って設定するわけですが不安定な動きをする場合があります。 kapt { generateStubs = true } dependencies { compile 'com.github.sys1yagi.fragment-creator:library:0.6.0' kapt 'com.github.sys1…

Androidでスクロールを含む画面全体のスクリーンショットを撮る

Android端末でスクリーンショットが撮れるようになって久しいですが、スクロールを含む画面全体のスクリーンショットについてはサポートされていません。デザインの全体を俯瞰してレビューする際などにはスクロールを含む画面全体のスクリーンショットがある…

fragment-creator 0.6.0 released

前回の記事(JSR 269の勉強がてらFragment生成と引数周りを楽にするfragment-creatorというライブラリを作った - visible true)は0.4.0を基にしており、その後いくつか書き方が変わったので差分を書いておきます。 本ライブラリはJitPackで配布しています。Ji…

JSR 269の勉強がてらFragment生成と引数周りを楽にするfragment-creatorというライブラリを作った

aptしてますか。 正確にはPluggable Annotation Processing API(JSR 269)なので以降はJSR 269と書きます。 Dagger2やRealmなどJSR 269でコード生成を行っているライブラリ群の理解を深め、あわよくばcontributionするためJSR 269を勉強しつつチョットしたラ…

robolectric3でShadowクラスを作るメモ

robolectric3のドキュメント通りにShadowクラスを書いてもうまく動かず、結局robolectric自身のソースを読んで理解してめんどくさかったのでメモしておきます。 Shadowクラスを定義する Shadowクラスは以下の手順で宣言します。 クラス宣言に@Implementsアノ…

Charles & Android Emulator 2015

Android EmulatorでCharles使う情報がだんだん古くなって現代に即してないので適当にメモする。 イマドキのAndroid Emulatorは-http-proxy 以前はAccess Point Namesでproxy設定していたけど5.0辺りからこの設定が利かなくなっている。emulator起動時の引数…

Android 6.0 の Runtime Permissions (M Permissions) に対応するためのアクティビティ図

M Permissionsをやっつけようという事でAPIやドキュメントを眺めたらそれなりにシンプルだなと思っていたけど実際手を出してみるとすごくややこしかったのでアクティビティ図にした。気をつけるべき点を後述する。 targetSdkVersionの違いによる挙動 アプリ…

TextViewが省略されたかどうかを確認する

ググってもだいたいEllipsizeの設定で自動省略の話しか出てこないのでメモる。 やりたい事 TextViewが省略表示になっているかを確認して処理したい、というモノ。 isTextTruncated()を作る TextViewUtilsとか適当に作る。おおむねgetLatyout()とかgetLineCou…

画面を開いた時にEditTextにフォーカスさせたくないのでBlockEditTextDefaultFocusLinearLayoutというViewを作った

画面を開いた時にEditTextにフォーカスさせたくない(キーボードを開かせたくない)という事で以下のアプローチを考えたがどれも上手くいかなかった。 EditTextを最初focusable=falseにしておく focusable=trueにするタイミングが難しい EditTextをfocusable=f…

kvs-schemaとdagger2を同時につかう

kvs-schemaというSharedPreferenceをいい感じにクラス化出来るライブラリがあるんですが、このライブラリはJSR 269(Pluggable Annotation Processing API)を使ってコンパイル時にコード生成をしています。dagger2も同様にJSR269によってコード生成をしていま…

ここがつらいよ realm-android 0.81.1

Realmわりといいんですが「簡単!便利!スナック!」というイメージだったのでスナックボリボリする感じで適当に書いてたらガンガンクラッシュ*1して「スナックじゃないな?ぬか漬けかな?」みたいな気持ちになりました。とりあえず一旦ぬか漬け*2部分をまと…

Data Binding Libraryが吐くコードがLintに怒られる時がある

問題 booleanを使ってandroid:backgroundの値を制御するようなレイアウトを書いたとします。 <data> <variable name="focused" type="boolean" /> </data> <FrameLayout android:layout_width="wrap_content" android:layout_height="wrap_content" android:background="@{focused? @drawable/shape_focused : null}" > この時Data Binding Libraryが以下のようなコード…</framelayout>

Gradleで相対パスでライブラリプロジェクトを参照する

パッと出てこなかったのでメモっとく こんな構成の時、appからlibraryを参照したいとする。 myProject - app targetLibrary - library myProject/settings.gradle include 'app', ':..:targetLibrary:library' myProject/app/build.gradle dependencies { co…

minSdkVersion 17未満でもleanbackを使う方法

leanbackってminSdkVersion 17なので10*1とか14*2とか16*3とかしてると怒られるんですよね。 AndroidManifest.xml <uses-sdk tools:overrideLibrary="android.support.v17.leanback"/> OK。TV対応待ったなし。 *1:死 *2:おお *3:よしよし</uses-sdk>